パレクセル、ウィーブ・バイオとのAIパートナーシップを発表
10 min
※本資料は、パレクセル・インターナショナルが2025年9月30日に発表しましたプレスリリースの和文抄訳であり、内容につきましては英語原文が優先されます。
規制当局への申請プロセスを加速し、新薬の市場導入を支援
【2025年9月30日(米国時間)、ノースカロライナ州ローリー発】世界のライフサイエンス業界に向けて、インサイト主導型の臨床およびコンサルティング・ソリューションを提供するグローバル医薬品開発業務受託機関(CRO)であるパレクセルは、AIネイティブな薬事自動化プラットフォームを提供するウィーブ・バイオ(Weave Bio)とのパートナーシップを発表いたしました。本提携は、規制当局への申請プロセスの迅速化と新規治療法の市場導入までの時間短縮を目的としております。
本契約に基づき、パレクセルはウィーブ・バイオのCROデザインパートナーとして、臨床・非臨床・臨床薬理・化学、製造および管理(CMC)領域における豊富な薬事コンサルティング経験を活かし、ウィーブ・バイオのAIプラットフォームおよび製品パイプラインの強化に貢献してまいります。また、パレクセルは新製品のローンチ後、一定期間にわたりWeave社の革新的なソリューションを使用する唯一のCROとしての独占ライセンスを保持いたします。
パレクセルのコンサルティング部門プレジデントであるポール・ブリッジズは次のように述べています。「本パートナーシップは、AIを活用して臨床研究プロセスを加速し、品質を向上させ、患者さんの人生を変える治療法をより早く届けるというパレクセルのビジョンを大きく前進させるものです。特に、スポンサー企業が強い緊急性を感じている領域である、初期の規制文書作成および申請準備から取り組みを開始し
ております。ウィーブ・バイオの最先端AI技術と、パレクセルの人間中心の専門知識を組み合わせることで、より迅速かつ自信を持って作業を進め、最高水準の品質とコンプライアンスを維持することが可能となります。」
パレクセルはすでに、ウィーブ・バイオの主力製品である「AutoIND」を活用し、治験薬(IND)申請を従来のタイムラインより50%早く完了させております。このようなスケーラブルな効率性の向上により、高品質なIND文書を革新的なスピードで作成することが可能となり、スポンサー企業が新たな臨床試験を業界標準よりも早く開始できるよう支援しております。AutoINDの機能は現在、ウィーブ・バイオの包括的な
規制業務プラットフォーム「The Weave Platform」に統合されており、薬事ライフサイクル全体をカバーしております。
ウィーブ・バイオの最高商務責任者(CCO)であるリンジー・マテオ氏は次のように述べています。「AIツールの強さは、それを駆使する人間の専門性にかかっています。人間の専門家がコンテキストを提供し、プラットフォームの成果を実行可能なアクションへと導いてくれるのです。本パートナーシップを通じて、ウィーブ・バイオはパレクセルの深い薬事知識を活用し、製薬業界全体に向けたソリューションの洗練と拡
張を目指してまいります。」
なお、両社は、2025年10月7日〜9日に米国ペンシルベニア州ピッツバーグで開催される「RAPS Convergence」にて、本パートナーシップについて講演およびブース展示を行う予定です。
- パレクセル:606番ブース
- ウィーブ・バイオ:421番ブース
【ソートリーダーシップ・セッション】
「Speed Without Shortcuts: Navigating Regulatory Boundaries for AI Applications
in Clinical Trials」
登壇者:
- タラ・ファクーリ(パレクセル AI・デジタル政策、リアルワールドリサーチ部門、コンサルティング担当バイスプレジデント)
- ライアン・ゼトル(パレクセル 薬事コンサルティング部門、アメリカ地域 規制申請部門責任者)
【スポンサードセッション】 「Lessons from a comparative analysis of old and new AIinfused regulatory processes」 登壇者:ブランドン・ライス(ウィーブ・バイオ CEO兼共同創業者)
パレクセルについて
パレクセルは、インサイトに基づく臨床およびコンサルティング・ソリューションを提供する、世界有数の医薬品開発業務受託機関(CRO)です。臨床、規制、治療領域における深い専門知識と、各国の事情に精通したローカルな知見を活かしながら、世界中の24,000人を超えるプロフェッショナルが、バイオ医薬品業界のリーダーや新興イノベーター、治験実施施設と連携し、患者さんを中心に据えた臨床試験の設計と実施を行っています。パレクセルは、誰もがどこにいても臨床研究に参加できるよう、アクセスの拡大と臨床研究のケアとしての選択肢化に取り組んでいます。
40年以上にわたる実績と業界知識を礎に、当社はヘルスケアの中でも特に複雑な領域における臨床研究を推進し、あらゆる開発フェーズにおいて効率性を高めるイノベーションを活用しています。インサイトに基づくアプローチ、確かな実行力、信頼されるデリバリーを通じて、パレクセルはまごころを込めて(With Heart.™で)、患者さんの人生を変える治療法の早期提供を加速しています。
また、患者中心の研究における革新的な取り組みが評価され、2024年には「Fierce Biotech CROアワード」を受賞し、さらに2023年および2024年には、治験実施施設との強固なパートナーシップを通じて臨床研究の専門性向上に貢献したことが認められ、Society for Clinical Research Sites(SCRS)より「イーグルアワード」を受賞するなど、業界内で高い評価を継続的に得ています。詳細については、ウェブサイトや LinkedIn、X(旧Twitter)、Facebook、Instagramをご覧ください。
ウィーブ・バイオについて
ウィーブ・バイオは、AIネイティブかつクラウドベースのソフトウェア企業として、規制業務のワークフローを再設計し、革新的な治療法が研究室から臨床現場へと進む過程を変革しております。Weave Platformは、製薬企業、バイオテック企業、CRO、薬事コンサルタント向けに、規制文書の作成およびライフサイクル管理を効率化するエンドツーエンドのソリューションを提供しております。AIをワークフローのあらゆるステップに組み込み、データ抽出から文書作成、レビュー、検証に至るまで、迅速かつコンプライアンス基準を満たした申請文書の作成を実現しております。
Weave Platformは、前臨床段階のIND申請に広く採用されており、「Biotech AI Innovation of the Year」賞を受賞しております。現在では、臨床および承認段階の申請にも対応範囲を拡大し、FDA、EMAをはじめとする世界各国の規制基準に準拠した高品質なレビューを可能にする包括的なAIワークベンチとして、規制業務のタイムラインを50%以上短縮しております。
ウィーブ・バイオは2022年に設立され、米国サンフランシスコに本社を構えております。ライフサイエンス、薬事専門性、AIイノベーション、エンタープライズソフトウェアを融合し、医薬品開発における重要なボトルネックの解消に取り組んでおります。詳細はウィーブ・バイオ公式サイト および LinkedInをご覧ください。