パレクセル、ASH(米国血液学会)年次総会で 10件のポスター発表を行い、血液学分野における業界トップクラスの専門性をアピール
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※本資料は、パレクセル・インターナショナルが2025年12月4日に発表しましたプレスリリースの和文抄訳であり、内容につきましては英語原文が優先されます。
血液学領域の主要イベントASHにおける科学・医療での発信を通じて示される
非腫瘍性および悪性血液疾患領域でのパレクセルの確かな専門性
【2025年12月4日(米国時間)、ノースカロライナ州ローリー発】世界有数の医薬品開発業務受託機関(CRO)としてインサイトに基づく臨床およびコンサルティング・ソリューションをライフサイエンス業界に提供するパレクセルは、12月6~9日に米国オーランドで開催される米国血液学会(ASH)第67回年次総会・展示会において、採択された10件のポスター演題発表の決定を公表しました。今回はパレクセルのグローバル血液学チームが現地参加することで、同分野におけるパレクセルの卓越したリーダーシップが一層際立つことになります。
血液学分野グローバル治療責任者Scott Smith医学博士は、次のように述べています。「今年のASHにおけるパレクセルの大きな存在感は、血液学領域における弊社の科学・医療両面での専門性に加え、主要バイオファーマ企業の皆さまと協働しつつ、妥協のない科学的探求やリアルワールドリサーチに基づく研究を通じて血液学研究を前進させていくという弊社の取り組みを反映したものとなっています。この重要な治療領域における最新の知見を共有し、世界中の専門家の皆さまと、血液がんやその他の血液悪性疾患を抱える患者さんのアウトカム改善につながる革新的なアプローチについて議論できることを楽しみにしています。」
パレクセルは過去5年間に世界各国で数百件に及ぶ血液学分野のプロジェクトに携わってきており、そのうち約50件が第I相の血液学関連プロジェクトとなっています。業界をリードするパレクセルでは、臨床プロジェクトの中でも血液学および腫瘍学に関するものが大きな割合を占めています。血液学分野の取り組みだけでも、計画患者数は数万人規模にのぼり、世界60ヵ国以上にわたってオペレーションを展開しています。また世界各地120ヵ所の血液学分野のパレクセル・アライアンス・サイトと連携するとともに、米国食品医薬品局(FDA)、欧州医薬品庁(EMA)、日本の医薬品医療機器総合機構(PMDA)などの規制当局出身のスタッフの専門知識も活用しています。
パレクセルの血液学チームのメンバーは、現地7件およびオンライン3件のポスター発表を通じて、新たな研究成果を発表する予定です。
ライブ・ポスター・プレゼンテーション:
- 「急性骨髄性白血病(AML)患者における重篤感染症の血液学的予測因子と、重篤感染症が長期死亡率に及ぼす影響:傾向スコアマッチングを用いたリアルワールドコホートからの知見」
- プレゼンター:Dikshya Shrestha
- 日時:12月6日(土)午後5時30分~午後7時30分
- プレゼンテーションID:2849
- 「大顆粒リンパ球白血病の治療におけるシクロホスファミドとメトトレキサートの比較:リアルワールドデータからの知見」
- プレゼンター:Heidi Cho, M.D.
- 日時:12月7日(日)午後6時00分~午後8時00分
- プレゼンテーションID:4490
- 「多発性骨髄腫患者における、GPRC5D×CD3二重特異性抗体タルケタマブとIL-6受容体阻害薬トシリズマブの併用療法後に生じる感染症」
- プレゼンター:Scott Smith, M.D., Ph.D.
- 日時:12月7日(日)午後6時00分~午後8時00分
- プレゼンテーションID:3993
- 「血液悪性疾患に対する二重特異性抗体療法後にみられる血球貪食性リンパ組織球症の発症率とリスク因子:世界規模のリアルワールドコホートからの知見」
- プレゼンター:Maria Ahmad, M.D.
- 日時:12月8日(月)午後6時00分~午後8時00分
- プレゼンテーションID:4763
- 「血液悪性疾患患者における、精神疾患の既往歴とCAR-T療法後のメンタルヘルス・アウトカムのリスク上昇との関連」
- プレゼンター:Heidi Cho, M.D.
- 日時:12月8日(月)午後6時00分~午後8時00分
- プレゼンテーションID:6271
- 「寛解期の慢性リンパ性白血病患者における、コバレントBTK阻害剤と近年の抗凝固薬/抗血小板薬を併用した際の出血リスク:リアルワールドデータ分析」
- プレゼンター:Nancy Lunney
- 日時:12月8日(月)午後6時00分~午後8時00分
- プレゼンテーションID:6315
- 遺伝性出血性毛細血管拡張症における治療実態のリアルワールドエビデンス」
- プレゼンター:Kristy Pahl, M.D.
- 日時:12月8日(月)午後6時00分~午後8時00分
- プレゼンテーションID:6241
オンライン・ポスター・プレゼンテーション:
- 「CAR-T細胞療法と標準化学免疫療法を受けたDLBCL患者における、重症感染症リスクと生存アウトカムの比較分析:リアルワールドデータからの知見」
- 研究者:Nancy Lunney、Kausik Maiti, M.D.、Chris Learn, Ph.D.、Heidi Cho, M.D.
- 「キメラ抗原受容体(CAR)-T細胞療法を受けたびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL)患者における、肺・心疾患の併存症がサイトカイン放出症候群(CRS)発生率に及ぼす影響:リアルワールドデータ分析」
- 研究者:Heidi Cho, M.D.、Scott Smith, M.D.、Darko Dabic、Orlando Esparza, M.D.、Vladimir Otasevic, M.D., Ph.D.
- 「リアルワールドAMLの生存パラドックス:早期治療エスカレーションと持続的寛解の比較」
- 研究者:Maria Ahmad, M.D.、Kausik Maiti, M.D.、Heidi Cho, M.D.、Vladimir Otasevic, M.D., Ph.D.、Nancy Lunney
ASH年次総会は、血液学のあらゆる専門分野から約3万人の専門家が参加する国際的なイベントです。ASHは血液疾患の克服に取り組む臨床医および科学者からなる世界最大の専門団体として、血液疾患治療へのアクセス拡大を図るとともに、血液学の研究、教育、臨床実践における卓越性の向上を目指しています。
パレクセルは会期中、ポスター発表に加え、ブース260に出展します。ASH 2025におけるパレクセルの出展内容の詳細や、弊社エキスパートとのミーティングのご予約については、https://www.parexel.com/about-us/events/american-society-hematology-2025 をご覧ください。
パレクセルについて
パレクセルは、インサイトに基づく臨床およびコンサルティング・ソリューションを提供する、世界有数の医薬品開発業務受託機関(CRO)です。臨床、規制、治療領域における深い専門知識と、各国の事情に精通したローカルな知見を活かしながら、世界中の24,000人を超えるプロフェッショナルが、バイオ医薬品業界のリーダーや新興イノベーター、治験実施施設と連携し、患者さんを中心に据えた臨床試験の設計と実施を行っています。パレクセルは、誰もがどこにいても臨床研究に参加できるよう、アクセスの拡大と臨床研究のケアとしての選択肢化に取り組んでいます。
40年以上にわたる実績と業界知識を礎に、当社はヘルスケアの中でも特に複雑な領域における臨床研究を推進し、あらゆる開発フェーズにおいて効率性を高めるイノベーションを活用しています。インサイトに基づくアプローチ、確かな実行力、信頼されるデリバリーを通じて、パレクセルはまごころを込めて(With Heart.™で)、患者さんの人生を変える治療法の早期提供を加速しています。
また、患者中心の研究における革新的な取り組みが評価され、2024年には「Fierce Biotech CROアワード」を受賞し、さらに2023年および2024年には、治験実施施設との強固なパートナーシップを通じて、臨床研究の専門性向上に貢献したことが認められ、Society for Clinical Research Sites(SCRS)より「イーグルアワード」を受賞するなど、業界内で高い評価を継続的に得ています。詳細については、ウェブサイトや LinkedIn、X(旧Twitter)、Facebook、Instagramをご覧ください。