パレクセル、新たな業界レポートを発表

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※本資料は、パレクセル・インターナショナルが2025年5月15日に発表しましたプレスリリースの和文抄訳であり、内容につきましては英語原文が優先されます。

 

パレクセル、新たな業界レポートを発表

~製薬、バイオテクノロジー、CROのリーダーおよび現場社員500人以上を対象としたグローバル調査で、主要な人材動向と可能性が浮き彫りに~

 

  • 人工知能(AI)は、継続的な人材育成および能力開発が必要な分野として特定され、バイオ医薬品業界のリーダーの51%が、今後3~5年でAI専門家を優先的に雇用したいと考えています。
  • 業界のシニアリーダーの82%が、機能横断的な役割が増加すると考えており、今後の人材に最も必要なスキルとして適応性と機敏性を挙げています。
  • CROは、変革をリードするユニークな立場にあります。
  • 調査結果は、5月15日にニューヨークで開催されたフィナンシャルタイムズのUS Pharma & Biotech Summitで紹介されました。

 

【2025年5月15日(米国時間)、ノースカロライナ州ダーラム発】第Ⅰ相から第Ⅳ相までの臨床開発サービスを提供する世界有数の医薬品開発業務受託機関(CRO)であるパレクセルは本日、企業文化、主要なスキルセット、そして人材デリバリーモデルが臨床開発におけるイノベーションを推進する上で果たす役割を理解することを目的とした包括的なレポートを発表しました。『臨床研究ワークフォースの最適化:パレクセルによる業界分析』は、医薬品開発に最も大きな影響を与えるトレンドとイノベーションを評価し、今日の人材が、進化し続ける臨床試験のニーズを満たすために必要なスキルを明らかにします。パレクセルの調査は、米国、ヨーロッパ、アジア太平洋地域の製薬、バイオテクノロジー、CROに所属する500名以上の幹部および現場担当者を対象とした、広範な定量的および定性的な調査に基づいています。

パレクセルの最高事業責任者(Chief Business Officer)であるケリー・マトックスは、次のように述べています。「バイオ医薬品業界は、データとテクノロジーの著しい進歩、進化する規制環境、そしてますます複雑化する臨床試験によって急速に発展を遂げています。本調査では、これらのトレンドを分析し、業界で最も貴重な資産である人材を育成、サポートするためのステップを概説します。」

 

主な調査結果

  • AIは洞察を加速し、タスクを効率化することにより、臨床研究の専門家が入念なインプットを提供し、重要なアウトプットの評価を作成する方法を大幅に改善します。本調査では、バイオ医薬品業界のリーダーの51%が、今後3〜5年で特に必要となる役職のトップ3のひとつに「AIの専門家」を挙げており、AIの力を活用するために、現在の人材に対する継続的な育成が不可欠であると結論付けています。

 

  • 効果的な人材育成には、継続的で充実したトレーニングが必須であり、継続的な学習を優先し、新技術を取り入れ、目的意識の高い職場環境を提供する企業は、優秀な人材を惹きつけ、維持する上で最適な立場にあります。本調査では、バイオ医薬品のリーダーの87%と82%が、それぞれ革新的な試験アプローチと部門横断的なトレーニングを最重要ニーズとして挙げています。

 

  • スポンサーがフィージビリティ、プロジェクト管理、治験実施施設の選定など、特定の要件を満たすために様々なモデルを採用している中、ハイブリッド型臨床試験モデルが定着しつつあります。リーダー層は、今後2〜3年の間に、フルサービス・アウトソーシング(FSO)モデルのエンドツーエンドのサービスや効率性と、ファンクショナル・サービス・プロバイダー(FSP)モデルのパートナーシップによる柔軟性や人材管理を組み合わせた、ハイブリッド型のアウトソーシングモデルへのシフトが少しずつ進むと予想しています。

 

  • 適応性と機敏性は今後、最も必要とされるスキルであり、これからの臨床試験を円滑に進め、実行するため欠かせません。アンケート調査の回答者は、必要とされるスキルのトップ3に、AIへの適応力、科学的専門知識、データ解釈を挙げています。

 

  • バイオ製薬企業のサポートを受け、すでに人材改革を推進しているCROは、人材改革を主導するのに適した立場にあります。CROは、人材への投資とトレーニングを通じて、現在のケイパビリティのギャップを埋め、バイオ医薬品業界の新たな、そして進化し続けるニーズに対応するために必要なスキルと知識を生み出すことができます。

 

パレクセルは、2025 年 5 月 15 日にニューヨークで開催されるフィナンシャルタイムズのUS Pharma and Biotech Summit で、本調査から得られた主要な洞察を紹介しました。ケリー・マトックスが臨床研究の最新トレンドがいかに業界の人材変革を促進しているかを紹介し、機敏で将来即戦力となる人材を育成・支援する方法について議論しました。さらに、パレクセルのエグゼクティブ・バイスプレジデント、FSPグローバル責任者であるジェニー・デニーが、武田薬品とリジェネロンの専門家とともに、ハイブリッドおよび分散型臨床試験(DCT)の新たなトレンド、課題、革新についてパネルディスカッションを行いました。パネリストは、患者エンゲージメントとデータ収集の再構築、患者の選択をサポートするための試験の最適化、AIとリアルタイム分析の適用、規制当局への適合性の評価について、主要な考慮すべき事項を検討しました。

『臨床研究ワークフォースの最適化: パレクセルによる業界分析』 調査報告書の全文にアクセス: https://www.parexel.com/japan/news-insights/insights/optimizing-the-clinical-research-workforce

 

パレクセルについて

パレクセルは、世界最大級の医薬品開発業務受託機関(CRO)として、命を救う治療をより早く患者さんに届けられるよう、第I相から第Ⅳ相までの臨床開発サービスを提供しています。24,000人を超えるグローバルなチームは、臨床、規制、治療に関する幅広い専門知識を活用し、バイオ医薬品のリーダーや新興イノベーター、治験実施施設と連携しながら患者さんを念頭に置いた臨床試験のデザインと実施を行っており、臨床研究が誰でも、どこでも受けられるケアの選択肢となるよう、アクセスや参加の拡大に取り組んでいます。

当社が過去40年の間に培った深い業界知識と確かな実績は、業界を前進させ、ヘルスケアの最も複雑な分野における臨床研究を推進しています。中でも、パレクセルのイノベーション・エコシステムは臨床試験プロセスのあらゆるフェーズを効率化する最適なソリューションを提供しています。人、インサイト、そして卓越したオペレーションに焦点を当て、私たちは日々、患者さんに尊厳を持って接し、患者さんの体験から継続的に学ぶことで、すべての臨床試験を変化につなげられるよう、まごころを込めて(With HeartTMで)取り組んでいます。パレクセルのアプローチは業界での継続的な評価に繋がっており、2023年と2024年に、治験実施施設との強固なパー トナーシップを通じて臨床研究の発展に貢献したCROを評価するSociety for Clinical Research Sites(SCRS)イーグルアワードを受賞し、2023年11月にCitelineの独立審査委員会より「Best Contract Research Organization(最優秀開発業務受託機関)」に選出、WCGセンター・ウォッチ社実施の2023年グローバル治験実施施設関係者ベンチマーク調査にて「一緒に仕事をしたいトップCRO」に選出されました。詳細については、ウェブサイトLinkedInX(旧Twitter)、Instagramをご覧ください。

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